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ロレックスに永久修理はない?保証の仕組みを徹底解説!

ロレックスに永久修理はない?保証の仕組みを徹底解説! ロレックス
出典:ロレックス

「一生モノ」として手に入れたロレックス。できれば、世代を超えて使い続けたいと思いますよね。
しかし、一部の高級時計ブランドが謳う「永久修理」の保証が、ロレックスにはありません。
「なぜ、あれほどのブランドが永久修理を保証できないの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、ロレックスに永久修理の保証はありませんが、非常に充実したアフターサービス体制が整っています。

この記事では、ロレックスが永久修理を謳わない理由から、現在の保証内容、そして保証が切れた後の付き合い方まで、あなたの疑問を解決します。

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ロレックスが「永久修理」を謳えない3つの理由

ロレックスが自社一貫製造でありながら「永久修理」を保証しない、あるいはできないのには、主に3つの理由があります。

1. 部品(パーツ)の保有期間と供給の問題

時計を修理するには、当然ながら交換用の部品が必要です。しかし、製造終了から数十年が経過したモデルの部品を、すべて永久にストックし続けるのは現実的ではありません。
特にアンティークやヴィンテージと呼ばれる古いモデルになると、純正パーツが枯渇し、物理的に修理が不可能になるケースがあります。

2. オリジナル性の維持が難しい

ロレックス、特にヴィンテージモデルの価値は「オリジナル性が保たれているか」に大きく左右されます。
たとえ修理が可能でも、製造当時の部品がなければ「サービスパーツ」と呼ばれる代替品で対応することになります。

しかし、このサービスパーツは、デザインや見た目が微妙に異なることがあります。

  • ノンデイトサブマリーナの丸みを帯びた「ドーム風防」が、平らな「フラット風防」に変わってしまう。
  • GMTマスターの初期モデルに見られる特徴的な針が、通常の針に交換されてしまう。

このように、修理によって時計の顔つきが変わり、オリジナルの価値が損なわれることを良しとしないオーナーが多いのです。見た目がピカピカの新品同様になっても、市場での評価は下がってしまう、という複雑な世界なのです。

修理で価値が下がることも?
手巻きのデイトナなど、パーツが枯渇しているモデルを莫大な費用をかけてサービスパーツで修理(オールニュー)しても、オリジナルの特徴を残した個体の方が高値で取引されることも珍しくありません。

3. 修理費用が高額になりすぎる

「どんなに古くてもネジ1本から作成する」というブランドも確かに存在します。しかし、それを実現するには莫大なコストと時間がかかります。
もしロレックスでそれを行う場合、修理費用が「同じ時計がもう一本買える」ほどの金額になる可能性があり、すべてのオーナーがそれを望むわけではありません。現実的な費用で最高のサービスを提供するための判断と言えるでしょう。

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ロレックスの公式保証とアフターサービス

永久修理はありませんが、ロレックスには安心の保証制度があります。その内容を詳しく見ていきましょう。

新品購入時の保証期間は「5年間」

正規販売店で新品のロレックスを購入すると、5年間の国際保証が適用されます。これは、製造上の欠陥や自然故障に対して、無料で修理・調整を受けられるというものです。

2015年7月以降に販売されたモデルが5年保証の対象です。それ以前は2年間の保証期間でした。

ただし、注意点もあります。

保証の対象外となるケース
・時計を落として風防が割れた
・強く引っ張ってブレスレットが破損した
上記のような、ご自身の不注意や事故による故障・破損は保証期間内であっても有償修理となります。

保証期間が切れた後も修理は可能

「5年の保証が切れたら、もう面倒を見てもらえないの?」と心配する必要はありません。
保証期間が過ぎても、本物のロレックスであれば、日本ロレックスでいつでも修理やメンテナンスを受け付けてくれます。もちろん、保証書がなくても大丈夫です。

費用はすべて自己負担となりますが、これはオーバーホールなど、もともと保証期間内でも有償となるメンテナンスと同じですね。大切な時計を長く使い続けるために、定期的なメンテナンスを心がけましょう。

オーバーホールで「2年間」の保証が延長される!

ロレックスの時計を長く愛用する上で欠かせないのが「オーバーホール(分解掃除)」です。
日本ロレックスでオーバーホールを行うと、なんとその後2年間の「国際サービス保証」が発行されます。

これにより、保証期間が切れた後でも、定期的に正規のメンテナンスを受けることで、安心して時計を使い続けることができます。オーバーホール完了時には、サービス内容を証明する「ロレックス サービスカード」が渡されます。

オーバーホールの目安は、モデルや使用状況にもよりますが、3〜4年に1回が推奨されています。
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よくある質問(Q&A)

Q. 保証書がなくても修理は受けられますか?

A. はい、本物のロレックスであれば保証書がなくても修理やメンテナンスは可能です。ただし、費用はすべて自己負担となります。

Q. オーバーホールの費用はどのくらいかかりますか?

A. モデルや時計の状態によって異なりますが、日本ロレックスの正規サービスの場合、総額で10万円以上になることも珍しくありません。詳細な料金は見積もり後に確定します。

Q. 永久修理を謳っているブランドはありますか?

A. パテック・フィリップやオーデマ・ピゲなど、一部の「雲上ブランド」と呼ばれる最高級時計ブランドでは、永久修理を保証しています。これらのブランドでは、どんなに古いモデルでも部品を1から作成して対応することがあります。

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まとめ:ロレックスと末永く付き合うために

この記事では、ロレックスに永久修理の保証がない理由と、その代わりに用意されている手厚いアフターサービスについて解説しました。

  • 永久修理がない理由:部品の枯渇、オリジナル性の尊重、費用の問題。
  • 新品購入時の保証:5年間の国際保証が付帯。
  • 保証切れの後も安心:正規サービスでいつでも修理・メンテナンスが可能。
  • オーバーホールがお得:実施後は2年間の国際サービス保証が受けられる。

ロレックスは「永久修理」を保証してはいませんが、定期的なメンテナンスをしっかり行うことで、一生涯、そして次の世代へと受け継いでいける時計であることは間違いありません。

まずは5年間の保証を有効に活用し、その後は定期的なオーバーホールで時計の健康を保ちながら、あなただけのロレックスの歴史を刻んでいってくださいね。

あなたのロレックスとの付き合い方や、修理に関する体験談もぜひコメントで教えてください!

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【執筆・監修者】
秒針のささやき編集部

多数の専門家とともに時計にまつわるお役立ち情報を幅広く発信中。
情報の正確性と中立性を最優先に、読者が安心して参考にできるコンテンツ制作を心掛けています。

※記事の執筆には可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、誤情報が入り込んだり、情報が古くなっている可能性もあります。重要な情報は再確認するようにしてください。誤情報による記事の修正依頼はお問い合わせページよりお願いします。
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