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ロレックスの裏蓋の開け方!工具あり/なしの方法を徹底解説

ロレックスの裏蓋の開け方!工具あり/なしの方法を徹底解説 ロレックス

ロレックスのオーナーなら一度は「この時計の中はどうなっているんだろう?」と考えたことがあるかもしれませんね。
「自分でロレックスの裏蓋を開けてみたいけど、専用の工具が必要?」「大切な時計に傷をつけずに開ける方法はあるの?」
そんなあなたの疑問や不安に、この記事が全てお答えします。

この記事では、プロが使う専用工具を使った本格的な開け方から、いざという時に役立つ工具なしでの開け方まで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。

正しい知識を身につければ、あなたも安全に裏蓋を開け、愛用のロレックスの心臓部である美しいムーブメントをその目で確かめることができます。時計への愛着がさらに深まること間違いなしです。

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ロレックスの裏蓋を開ける前に知っておきたい基礎知識

作業を始める前に、いくつか基本的な知識を押さえておきましょう。これを理解するだけで、作業の安全性と成功率が格段にアップします。

なぜ裏蓋を開けるの?その目的とは

そもそも、なぜ裏蓋を開ける必要があるのでしょうか?主な目的は以下の通りです。

  • ムーブメントの確認:時計の心臓部であるキャリバー(機械)を確認し、その精巧な動きを鑑賞します。キャリバー番号の刻印から、モデルの正確な仕様を知ることもできます。
  • 真贋のチェック:中古で購入した場合など、内部の機械が本物であるか、あるいは改造されていないかを確認するために開けることがあります。
  • 簡単なメンテナンス:電池交換(クォーツモデルの場合)や、内部の簡単な点検を行う際に必要となります。

主な裏蓋の種類と特徴

時計の裏蓋にはいくつかの種類があります。ロレックスで最も一般的なのは「スクリューバック」です。

種類 特徴 主な採用モデル
スクリューバック 裏蓋自体がネジのように回転して閉まるタイプ。防水性が非常に高いのが特徴です。 ロレックスのほとんどのモデル(特にオイスターケース)
スナップバック パチッとはめ込むタイプ。比較的簡単に開けられますが、防水性はスクリューバックに劣ります。 エントリーモデルやカジュアルウォッチ
ねじ止めタイプ 複数の小さなネジで裏蓋を固定するタイプ。 一部のクラシックモデルや特殊な時計

裏蓋を回す方向は?

これは非常に重要なポイントです。ロレックスの裏蓋を開ける際は、基本的に「反時計回り」に回します。ペットボトルのキャップを開けるのと同じ方向と覚えると分かりやすいですね。逆に、閉めるときは「時計回り」です。

特殊なモデルでは逆の場合も稀にあります。しかし、ほとんどのロレックスはこのルールに従っています。力を加える前に、まず軽く回してみて方向を確認するとより安全です。
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【プロ直伝】専用工具を使ったロレックスの裏蓋の開け方

ここからは、最も安全で確実な「専用工具」を使った方法を解説します。大切なロレックスを傷つけないためにも、正しい工具と手順をマスターしましょう。

準備するべき3つの専用工具

プロが使用する基本的な工具は以下の3つです。信頼性の高いブランドのものを選ぶことが、成功への近道です。

  1. 裏蓋オープナーセット:裏蓋のギザギザに合わせた「駒(こま)」とハンドルがセットになったもの。多くの専門家が「ベルジョン社」製を愛用しています。
  2. 時計保持器(ケースホルダー):作業中に時計が動かないように固定する台座。「SEIKO」製のように、時計に傷をつけないシリコン素材のものがおすすめです。
  3. バネ棒外し:ブレスレットを時計本体から取り外すための工具。これがあると作業スペースを確保でき、格段に作業しやすくなります。

【5ステップで解説】裏蓋を開ける具体的な手順

それでは、実際に裏蓋を開けていきましょう。焦らず、一つ一つの工程を丁寧に行うことがポイントです。

  1. ブレスレットを外す
    まず、バネ棒外しを使ってブレスレットを時計本体から外します。これにより裏蓋周りの作業がしやすくなります。
  2. 時計を保持器に固定する
    時計本体を保持器にしっかりと固定します。この時、文字盤と保持器の間に薄いビニールや布を挟むと、万が一の傷を完璧に防ぐことができます。
  3. サイズに合った駒(こま)を選ぶ
    オープナーセットの中から、時計の裏蓋のサイズにピッタリ合う駒を選びます。駒が小さいと滑ってしまい、大きいとハマりません。正確なサイズ選びが重要です。
  4. オープナーをセットして回す
    選んだ駒をハンドルに装着し、裏蓋のギザギザにしっかりとはめ込みます。ガタつきがないことを確認したら、両手でハンドルを持ち、ゆっくりと力を込めて反時計回りに「クッ」と回します。
  5. ムーブメントとご対面!
    裏蓋が少し緩めば、あとは手でクルクルと回して外すことができます。これで、ロレックスの心臓部である美しいムーブメントを見ることができます。
駒が裏蓋にしっかりはまっているか、回す前に必ず確認しましょう。ここが甘いと、裏蓋のギザギザを削ってしまう「なめる」という状態になり、開けられなくなる危険があります。
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【緊急時にも】専用工具なしで裏蓋を開ける裏ワザ

「専用工具を持っていないけど、どうしても開けたい…」そんな時に試せる裏ワザを2つご紹介します。ただし、あくまで自己責任で行い、時計を傷つけるリスクがあることを理解しておきましょう。

ゴムボールを使った安全な開け方

最も手軽で比較的安全な方法が、ゴムボールを使う方法です。

用意するのは、スーパーボールのような硬くて弾力のあるゴムボールだけ。ボールを裏蓋に強く押し付け、その摩擦力を利用して反時計回りに回します。ボールが滑らないように、体重をかけるように押し付けるのがコツです。

100円ショップなどで手に入る、表面が少しネバっとした粘着性のあるボールを使うと成功率が上がりますよ。

強粘着テープを使った開け方

ガムテープやダクトテープのような強力な粘着テープを使う方法もあります。

テープを裏蓋に隙間なく貼り付け、テープの端を持って反時計回りに回します。粘着剤が裏蓋に残ることがあるので、作業後はきれいに拭き取りましょう。

工具なしの方法は万能ではありません。
裏蓋が固く締まっている場合や、防水性能の高いモデルでは開かないことがほとんどです。無理に力を加えると時計を落としたり、傷つけたりする原因になります。数回試して開かなければ、潔くプロに任せるのが賢明です。
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モデル別の注意点と固くて開かない時の対処法

ここでは、特定のモデルに関する注意点や、どうしても開かない場合の対処法について解説します。

デイトナなど高級モデルを開ける際の心構え

デイトナのような高価で精密なモデルの裏蓋を開ける際は、通常以上に慎重な作業が求められます。

内部にはCal.4130といった非常に複雑なムーブメントが搭載されているため、開けた後にホコリや湿気が入らないよう、作業環境には細心の注意を払いましょう。駒のサイズはRef.116520などでΦ29.5mmが使われることが多いですが、モデルによって異なるため事前の確認が必須です。少しでも不安があれば、迷わず専門家を頼ることを強く推奨します。

どうしても裏蓋が固くて開かない時の3つの対処法

固着してしまった裏蓋は、力任せに開けようとするのは禁物です。以下の方法を試してみてください。

  1. 潤滑剤を使う:裏蓋の隙間にごく少量の潤滑剤(WD-40など)を塗り、数分待ってから再度試します。ただし、内部に浸透しないよう量は最小限に。
  2. 熱を利用する:ドライヤーで裏蓋周辺を軽く温めると、金属が膨張して隙間が生まれ、緩むことがあります。加熱しすぎは厳禁です。
  3. 専門の修理店に依頼する:最も安全で確実な方法です。プロは専用の強力な工具や知識を持っています。大切な時計を守るためにも、無理は絶対にしないでください。

オメガやIWCなど他ブランドとの違いは?

オメガやIWCといった他の高級ブランドも、多くがスクリューバック式を採用しています。開け方の基本原理はロレックスと同じですが、裏蓋のギザギザの形状や数が異なるため、オープナーの駒はブランド専用のものが必要になるケースがほとんどです。ロレックス用の工具は使えないと考えましょう。

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ロレックスの裏蓋の開け方に関するQ&A

最後に、よくある質問とその回答をまとめました。

Q. 安いオープナーでも大丈夫?

A. おすすめしません。安価な工具は精度が低く、金属が柔らかいことがあります。そのため、裏蓋のギザギザをなめてしまったり、工具自体が破損したりするリスクが高まります。結果的に時計を傷つけ、高額な修理費がかかる可能性も。信頼できるブランドの工具を使いましょう。

Q. 裏蓋を閉める時の注意点は?

A. 閉める際は、まず手で時計回りにスムーズに回るところまで締めます。最後にオープナーを使い、軽く力を込めて「キュッ」と締めます。締めすぎはパッキンを傷め、防水性能を損なう原因になるので注意が必要です。

Q. 自分で開けたらメーカー保証は受けられなくなる?

A. 一般的に、保証期間内に正規店以外で裏蓋を開けた場合、メーカーの保証対象外となる可能性が高いです。裏蓋の内側には正規サービスで修理した際のサインが刻印されることもあり、開封した痕跡はプロが見れば分かります。保証期間中は、メンテナンスは正規サービスに依頼するのが最も安心です。

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まとめ:正しい知識でロレックスとの絆を深めよう

今回は、ロレックスの裏蓋の開け方について、工具を使った方法と使わない方法の両面から詳しく解説しました。

この記事のポイントを再確認しましょう。

  • ロレックスの裏蓋は防水性の高い「スクリューバック式」が主流。
  • 開ける方向は「反時計回り」が基本。
  • 最も安全なのは「専用工具(オープナー、保持器)」を使う方法。
  • 工具がない場合は「ゴムボール」を使う方法が比較的安全。
  • 固くて開かない時や高級モデルの場合は、無理せず専門の修理店に依頼するのが最善の選択。

自分で裏蓋を開け、その内部に広がる精巧な世界を目にすることは、ロレックスオーナーにとって特別な体験です。その美しさと技術力に触れることで、時計への理解と愛情は間違いなく深まるでしょう。

ただし、作業には常にリスクが伴います。この記事を参考に、ぜひ安全に注意しながら、あなたのロレックスライフをより豊かなものにしてくださいね。

あなたの裏蓋開け体験談も、ぜひコメントで教えてください!
「こんな方法で開いたよ!」「こんな失敗しちゃった…」など、皆で情報を共有しましょう。
【執筆・監修者】
秒針のささやき編集部

多数の専門家とともに時計にまつわるお役立ち情報を幅広く発信中。
情報の正確性と中立性を最優先に、読者が安心して参考にできるコンテンツ制作を心掛けています。

※記事の執筆には可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、誤情報が入り込んだり、情報が古くなっている可能性もあります。重要な情報は再確認するようにしてください。誤情報による記事の修正依頼はお問い合わせページよりお願いします。
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